第3回国際漫画賞授賞式

平成21年12月4日 外務省飯倉公館

第3回国際漫画賞の授賞式を、12月4日、東京都港区の外務省飯倉公館で行いました。

授賞式では、漫画関係者をはじめ各界からの来賓、報道機関の方々が見守る中、日本にお招きした最優秀賞、優秀賞、特別賞の各受賞者に、武正公一外務副大臣(実行委員長代理)、里中満智子審査委員長から、賞状とトロフィー、記念バッジが贈られました。


■武正公一外務副大臣あいさつ


第三回国際漫画賞実行委員の皆様、
審査委員の皆様、
国際漫画賞最優秀賞、優秀賞及び特別賞を受賞された皆様、
並びに、御列席の皆様、

本日、ここに第三回国際漫画賞授賞式を執り行うことができ、大変うれしく思っております。
この機会に、我が国の文化の発信の一つである漫画の発展に携わっていらっしゃる皆様にも多数お集まりいただきましたことに、心から感謝を申し上げます。
急遽都合により出席できなくなりました実行委員長の岡田外務大臣に代わり、御挨拶申し上げます。

この度、国際漫画賞最優秀賞及び優秀賞並びに特別賞を受賞された皆さん、おめでとうございます。
世界55の国と地域から応募のあった303作品から、質の高い13作品が最終選考候補作品として絞り込まれ、さらに審査委員会による厳正な審査を経て、最終的に選ばれましたのが今回の4作品です。今回も力作ぞろいで、審査の際の議論が白熱したものの、その中で、4作品については特に高い評価が得られたと聞いています。

近年、我が国の文化外交において、漫画、アニメなどポップカルチャーも重要な比重を占めるようになっています。世界の若者をとりこにするポップカルチャーを通じて、日本語や日本の伝統文化にも関心が向くきっかけとなればと期待しています。
受賞者及び特別賞の皆さんには、今後とも漫画という日本文化の発信者として、各国の人々にそのすばらしさや魅力を伝達していただければ幸いです。

この国際漫画賞が今年で第3回目を迎えることができたのは、ひとえに関係者の方々の惜しみない御協力の賜物であるということを申し上げたいと思います。第3回国際漫画賞実施に当たり、準備段階から御尽力いただいた、実行委員・審査委員の皆様、社団法人日本漫画家協会の皆様、並びにコミック10社会の皆様に、厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。



■講評(要約):里中満智子審査委員長


すばらしい作品ばかりで、審査会議はもめたのですが、楽しく審査ができました。
漫画が世界から愛されているということが実感できたことが嬉しく、ずっと「漫画」というものを信じて来てよかったと思っています。漫画には国境がありません。それぞれの国で、それぞれの表現の仕方で、素晴らしい作品を生み出すことが、文化の発展に繋がると考えています。



■受賞者あいさつ(要約)


最優秀賞「SUPER DUNKER」

Jakraphan Huaypetchさん

漫画の「第一人者」の国・日本からの受賞は光栄で、今日までの日々は嬉しさにあふれ、幸せでした。
何よりも、日本に来ることができたことが大きな喜びでした。

私は日本の漫画が好きで、特に「ドラゴンボール」は最も影響を受けた作品です。「努力は大切である」という思いを、私はこの作品の主人公に込めました。
タイの漫画を知っていただくことができたことを誇りに思い、この喜びをプミポン国王陛下に捧げます。
国際漫画賞に関わられた全ての皆様、家族、友人、外務省、関係各位に心から感謝します。


優秀賞「Zaya」

Huang Jia Weiさん

漫画大国・日本からの受賞は光栄です。私は「ドラゴンボール」や「幽☆遊☆白書」を読んで育ち、いつの間にか漫画を描くようになっていました。日本の漫画は多くの刺激を与えてくれました。


優秀賞「Natty」

Melvilさん

フランスで漫画はとても人気があり、受賞は光栄です。宮崎駿や手塚治虫の国である日本から賞をいただいたことが嬉しく、心から感謝します。


優秀賞「Running on empty」

Kim Jea eonさん

このような素晴らしい賞をいただいたことを心から感謝します。作家として、より多くの人にこの作品を読んでいただき、共感していただければ幸せです。


特別賞

Frederik L. Schodtさん

「MANGA」や「ANIME」という言葉は、英語として辞書にも掲載されており、今や英語圏に定着しています。
私が日本の漫画の普及に貢献できているかどうかはわかりませんが、この受賞は光栄であり、関係各位に心から感謝します。
アメリカ・日本の両国で、これまで多くの方々にお世話になって来ました。今後ともよろしくお願いします。


■レセプション

授賞式終了後には懇親会が行われ、受賞者と来賓の方々とのたくさんの交流の輪が広がりました。